受賞作品
prize

第34回ザッカデザイン画コンペティション 受賞作品

ゲスト審査員の総評

■勝井北斗

ミントデザインズ デザイナー

今回は例年に比べ応募作品のレベルが高くバラエティ豊かな作品が数多くみられ楽しく審査が出来ました。 デザイン画の上手さやプレゼンテクニックも重要ですが、それ以上に「どうしてこの様なデザインになったのか?」「きちんとデザインの意図、コンセプトを伝えようとしているか?」「楽しんでデザインは出来ているか?」そのような事が伝わる作品を審査の際は重要視させていただきました。ぜひ今後のデザインする際の参考にして頂けたらと思います。来年もどの様なユニークな作品が集まるか今から楽しみです。

■八木奈央

ミントデザインズ デザイナー

今回は各ジャンルでバラエティが豊かで、最後まで最優秀賞がどれに決まるのか分からない状態でした。そういう意味では審査していても色んな着眼点で見ることができてとても有意義でした。プロの方、学生の方、海外から応募する方など様々で、その動機も違っていると思いますが、やはり優秀賞に選ばれた方たちはデザインする事を楽しんでいると感じました。デザイン画を描く事だけでなく、そのプロダクトを使ってもらうことを想像したり、その良さを知ってもらいたいと思う事も含めて楽しんでデザインしすることが大切です。

■鴨志田康人

株式会社オフィスカモシタ 代表取締役/株式会社ユナイテッドアローズ クリエイティブアドヴァイザー

大賞、ゲスト審査員賞を受賞した作品の選定ポイントは以下の3点です。
①オリジナリティが際立つクリエーション
②説得力のあるプレゼンテーションの表現力
③皮革素材の特徴を生かしたデザイン
今年は例年に増して力作が多いコンテストでした。それを所有することで生活が楽しくなるような作品に出会うと、選んでいる側としてもハッピーな気持ちになれます。ファッションの力って大きいなと、改めて実感いたしました。応募してくださった皆様、有り難うございました!

■南馬越一義

江戸川大学経営社会学科教授/株式会社ビームス ディレクターズバンク ディレクター

自分は、作品のデザイン性、イラストのクォリティーに重点を置いて審査をしているのですが、毎年、イラストとして完成度は高いが制作可能なのかという議論が審査の際に交わされ、紛糾することもしばしばです。ですが、今年の応募作はデザイン性や作画のクォリティと制作の可能性のバランスが良く、ゲスト審査員側も業界の方々にも納得のいく選考ができたと思います。

■粟竹 将

株式会社松屋 銀座本店

今回ご応募いただいたデザイン画はどれもとても素敵な物が多く、それぞれのデザインの中に多様性やストーリーがあり、私自身もとても勉強になりました。
ファッションが多様化していく中で、どのような想いで、どのようなことを伝えたいかを一枚のデザイン画で表現することはとても難しいことですが、とても大切なことだと思います。次回以降も皆様の素晴らしいアイデアや想いが込められたデザイン画を楽しみにしています。

大賞

帽子部門

Cooling cap


Masoumeh Shojai

社会人

最優秀賞

クツ部門

Shoes number four


Elahe Morteza Asghar

学生

カバン・バッグ部門

Kazari


齋藤 かのこ

学生

この度は、カバン・バッグ部門の最優秀賞という輝かしい賞をいただきまして、誠にありがとうございます。今回デザインしたkazariは、着物の帯がモチーフとなっています。学校の授業内で、サステナブルの観点から着物についてリサーチをする機会があり、革製品のデザインにも取り入れてみようと考えました。 今後も服に限らず様々な分野からインプットをして、クリエイションに活かしていきたいです。

ベルト・サスペンダー部門

「dress up」


丸山 璃子

学生

この度は最優秀賞に選んで頂きありがとうございます。信じられない気持ちでいっぱいです。この作品は、日常に彩りを与えることができるアイテムを作りたいと考えて、デザインしました。主題に対して素直な作品であると評価して頂いたことが私の中でとても嬉しく、心に残っています。今回の貴重な経験を糧に、成長していきたいと思います。

財布・小物入れ部門

carving flower wallet


落合 幸栄

学生

この度は素晴らしい賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。最優秀賞を取るというかねてからの念願が叶いました。 レザーを活かしたいと思い、私が興味を惹かれたのがレザーカービングでした。レザーならではの独特で美しい質感の彫刻が施されたものをレースのようにできたらより美しくなるのではないかと思い、カービングしたパーツ同士を繋ぎ合わせ、透け感も併せ持つデザインにしました。この賞を励みにこれからも日々努めて参ります。

レザーイノベーション部門

レザースリットライト


三浦 和俊

社会人

今回で3回目のチャレンジで、ようやく受賞する事ができました。 普段インテリア関連の仕事をしているので、今回は、照明にチャレンジさせていただきました。チェスの駒のようなフォルムで、作りやすく、普段使いできるシーンを思い浮かべながらデザインしています。今後も定期的にこのコンペには参加し、是非、最優秀賞を取れる作品を生み出したいです。

審査員賞

勝井 北斗 選考作品

財布・小物入れ部門

¡Olé!(オーレ)


東 由美

社会人

この度は優秀賞と審査員賞を頂きありがとうございます。 前回の懇談会で勝井様と交流があり、それがモチベーションでしたので勝井様選考の審査員賞に選んで頂けたことがとても嬉しいです。この賞を励みに今後も精進していきたいと思います。

〔勝井 北斗 氏コメント〕
ユニークで遊び心溢れているところに惹かれました。
必要不可欠では無いものだけれど、あったら絶対楽しいだろうなというところもポイントです。
またプロダクトのTITLEも重要なデザインの一部だと考えますので、特にこの「!Ole!」というタイトルは秀逸でした。

八木 奈央 選考作品

帽子部門

Cooling cap


Masoumeh Shojai

社会人

〔八木 奈央 氏コメント〕
歴史的建造物をデザインリソースとして取り入れ、また機能としても熱が篭らないように空気の通るような構造を取り入れている。その上でしっかりとファッションとしてのデザインが両立しているのが素晴らしい作品です。作者のスタイル、世界観が現れるようなデザインで、それをきちんとプレゼンテーションできている。コンセプト、機能、デザイン、表現力、全ての要素が高いレベルの作品でした。

鴨志田 康人 選考作品

カバン・バッグ部門

Chishift Leather Shoulder Bag


Sepideh Ahmadi Torkamani

社会人

〔鴨志田 康人 氏コメント〕
ショルダーバッグとボディーバッグを合わせたようなユニークな形状です。これを持った時のコーディネートをいろいろ考えたくなる存在感のあるバッグですね。ナチュラルな色の優しい印象からデザイナーさんの人柄が伝わってきます。

南馬越 一義 選考作品

カバン・バッグ部門

GROVE BAG


佐藤 愛海

学生

この度は沢山の応募の中から選んでいただき、ありがとうございます。 荷物をよく置き忘れてしまう私自身の悩みを改善出来るアイテムはないかとこのバッグを考え、デザインし貴重な賞に選んでいただきとても嬉しく思っています。これからも日々精進して参りたいと思います。

〔南馬越 一義 氏コメント〕
モード感とウィットがあり、ファッション雑誌のページを彩るところが眼に浮かぶ作品でした。受賞された学生さんが、何と、この春からビームスでアルバイトをすると聞いて、運命的なものを感じました。

松屋銀座賞

カバン・バッグ部門

Chocolate bag


木村 すもも

学生

この度は松屋銀座賞という名誉ある賞に選んでいただき誠に光栄に思います。この作品は私の好きを全部詰め込んだ作品です。もしこのようなカバンがあったら持っているだけでワクワクすると思い、デザインしている時も楽しみながら作らせていただきました。これからも私の好きをもっと追求し、デザインすることを楽しみながら成長していきたいと思っております。

 

〔粟竹 将 氏コメント〕
一発で伝わる「チョコレート」への想い。使う人が出かける際に楽しくなるようなデザインであること。その中にも機能性を持たせていること。「バレンタイン」という百貨店の中でとても大きなイベントとの親和性。商品化した際に売れるであろうという観点から選ばせていただきました。

優秀賞

クツ部門

  • flower boots

    落合 幸栄

    学生

    財布・小物入れ部門に引き続き素晴らしい賞に選んでいただき誠に嬉しく存じます。
    今回のコンペティションに応募する際に「花」を自らのテーマとしたのでどちらの作品もモチーフが花となっています。
    こちらの作品は、クラシカルな鋲打ちソファをイメージしており、高級感があり足元を華やかに演出する靴になるようにとの想いでデザインしました。レザーの花弁パーツをカシメで留め、花を表現しています。

  • KASEGI

    下吹越 直紀

    社会人

    この度は歴史のあるコンペティションで賞をいただくことができ、光栄に思います。残念ながら優秀賞という結果ではありましたが、高明な先生方に審査していただける機会に恵まれたこと、大変有り難いです。
    本デザインを行うにあたり、自然という雄大な揺籠の中で育まれる生が、互いに尊重される未来を夢想しました。自然の恵みを劫掠するのではなく、テクネー的な発想からはじめ、融和する世界を目指していきたいです。

  • 守る

    平良 結

    学生

カバン・バッグ部門

  • GROVE BAG

    佐藤 愛海

    学生

  • Chishift Leather Shoulder Bag

    Sepideh Ahmadi Torkamani

    社会人

  • F.A.N.

    ミルザ テヘニーヤット

    学生

    この度はありがとうございます。初めて外部のコンテストに入って本当に嬉しかったです。このデザインを描こうと思った理由は、何かを日本ぽい感じを出したかったのでシンプルでちょっと柄を入れて描いてみました。これからもっと自分のデザインと存在をみんなに知ってもらえれるように頑張ります。絶対に有名になりたいです。

ベルト・サスペンダー部門

  • 水引ベルト

    鈴木 結己

    学生

    このような素晴らしい賞をいただき、本当に嬉しく思います。自分のデザインしたものが評価され、とても誇らしく思います。デザインした雑貨はデザイン性だけでなく、その雑貨にしか表現できない意味も込めました。そんな雑貨のデザインが少しでも多くの方に届いたらとても嬉しいです。

  • Suspenders

    田中 アリス

    学生

  • Nijo belt

    Mohanna Alirahimi

    社会人

財布・小物入れ部門

  • 収納力&デザイン性を両立する母子手帳ケース

    今井 祥一朗

    社会人

    この度は数多くある作品の中から受賞させていただきありがとうございます。この作品は、子育てを頑張る友人の母子手帳をより便利に、かつ素敵に使ってほしいと願いを込めて考えました。そんな想いをスケッチとして描き、審査員や職人の方々に評価いただけたことが大変うれしいです。また、表彰式会場で審査員や職人の方々、受賞者の皆様と交流を深める中で、モノづくりの様々な視点や刺激をいただき、とても有意義な経験をさせていただきました。今回の受賞を励みに、これからもモノづくりを楽しんでいきたいと思います。

  • FITTANNER

    西山 瑞姫

    学生

    この度は素敵な賞に選んでいただきありがとうございます。
    今回は大切なペンを丁寧に持ち運べて且つ蓋を開けた際に美しく見えるような革製の筆箱を設計しました。キップレザーとスエードレザーを組み合わせた想定であり、このコンテストのテーマである「革」の特徴を最大限に活かした素材選びにこだわりました。商品の画像は素材感や立体的な形が一眼でわかるよう、CGソフトblenderを使用しました。架空の商品とはいえ気に入っていただけると嬉しく思います。

  • ¡Olé!(オーレ)

    東 由美

    社会人

レザーイノベーション部門

  • Leather trophy

    今井 みゆき

    社会人

    長くこのコンペテションに応募している中で気づき、考え出したレザーの作品を今回応募いたしました。レザーの高級感と重厚感を感じることができるトロフィーです。優秀賞をいただき、とても嬉しく幸せな気持ちでいっぱいです。今後もデザインすることを楽しみ、応募を続けていきたいと思います。

  • pig leather socks

    川上 仁美

    学生

    この度は素敵な賞をありがとうございました。皮が革となり製品となる過程の『裏方』の素晴らしさにスポットライトを当て、革がもっと日常に溶け込む素材であって欲しいという思いを込めました。アイデアを考える事は出来ても表現し、受け止めてもらえる機会はなかなかないです。きっかけをくださった台東区、主催の方々、革の知識と技術を惜しみなく教えてくれた先生方に感謝しています。

  • with me

    吉田 彩乃

    学生

    今回このような賞をいただけたこと、大変嬉しく思います。自分自身が欲しいと思う日傘カバーをデザインしました。レザーと花柄でシンプルになりすぎないよう可愛さを共存さつつ、人や場所を選ばず毎日持ち歩いてもらえるアイテムになるようにデザインしました。

帽子部門

  • SLEEP WELL SHEEP

    石野 隼斗

    学生

  • Neon

    今井 みゆき

    社会人

    受賞の連絡をいただいたときは、とてもうれしく感動いたしました。今までにないものをデザインしようと思い、今回この作品を応募いたしました。受賞をいただいたことはこれからの日々の励みになります。貴重な機会をいただきありがとうございました。

  • オリジナルカスタムできる
    穴あき帽子

    衛藤 美

    学生

    私は飽きっぽい性格でなかなか同じものを使い続ける事が出来ないので、自分でアレンジしたりして雰囲気を変え使い続けられる物が欲しいと思いこの帽子をデザインしました。今回はこのような賞を頂きありがとうございました。この経験を自信に今後も頑張って行きたいと思います。