ダイナス製靴株式会社

人体の形に忠実なオリジナルの木型を使い
女性が生き生きとして歩ける靴を目指す

information


  • ■ 事業内容

    革靴(主に婦人靴)の製造・卸

  • ■ 代表名

    水野 まり子

  • ■ OEM担当者

    水野 和夫

  • ■ 資本金

    1000万円

  • ■ 従業員数

    50人

  • ■ 所在地

    〒114-0022 北区王子本町1-5-13

  • ■ 電話

    03-3908-1754

  • ■ FAX

    03-3909-4142

  • ■ 取扱品目

    紳士靴、婦人靴

  • ■ 自社ブランド

    菊地の靴、菊地武男の靴、Pido-cur

  • ■ E-mail

    ホームページのメールフォームからお問い合わせください

  • ■ URL

    http://www.dinus.co.jp/

▼ OPEN

「コンフォートシューズ」と呼ばれる、つま先が幅広に作られた男性向けの靴を最近よく見かけるようになった。婦人靴でも同様に、外反母趾に対応した甲高・幅広のパンプスが人気を集めている。ダイナス製靴(本社・北区)は、こうした健康シューズが一般的になる以前から、30年以上にわたって人体の足型に忠実な靴を作り続けている。

ダイナス製靴という社名は知らなくても、「菊地武男の靴」といえば、聞き覚えがあるという方は多いのではないだろうか。それほど「菊地武男の靴」という名前は、大手通販のカタログや新聞広告でくり返し紹介されてきた。
ダイナス製靴の歴史は、創業者である菊地武男氏(86歳・ダイナス製靴会長)が1949年に設立した菊地商店に始まる。当初は、靴の小売卸業を営んでいたが、1966年からメーカーに業態を転換し、婦人靴を製造するようになった。現在のような独自の木型を使った靴を作り始めたのは、創業者の三女で現社長の水野まり子(61歳)氏の外反母趾がきっかけだったという。
「私は、足のサイズが23cmと小さく、ワイズも2Eとやや幅広だったため、ぴったり合う靴がなかなかありませんでした。はげしく型くずれした私の靴を見て、父は従来の木型に疑問を持つようになりました。同じ頃、オーダーメイドの靴を作るようになったこともあって、父は木型のことを熱心に研究するようになりました」
菊地武男氏は、人体の足の構造を理解するために、美術大学で美術解剖学を学んだ。靴の履き心地を調べるために計測器も独自に開発した。そして、自らの考えに基づき、木型を作るようになった。そうした経験を生かし、シューフィッター制度の立ち上げにも尽力。1985年には国内初のシューフィッターに認定された。
北区王子にある自社ビル内には、菊地武男氏が30年近くにわたって作り続けてきた数千型の木型が、いまも大切に保管されている。このオリジナル木型こそ、ダイナス製靴の原点であり、財産ともいえる。

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新聞の通販広告で大ヒット。
全国区のブランドに

履き心地のよさを追求するということは、反面、手間がかかることであり、製品の価格にはね返る。2万円台の商品が中心だった菊地武男の靴は、かつては知られざるブランドだった。その名が全国的に知られるようになったのは、1984年に全国紙で紹介されてからだ。
「朝日新聞の家庭欄で、外反母趾対応の靴として紹介されたのが契機となりました。1991年からは通販会社が出している新聞広告で、何度も取り上げられるようになりました。通販で靴を販売してもよいものか、ずいぶん悩みました。でも、サイズ交換、返品も含め購入後のフォローを万全に行うことで対応しました」
いまでこそ、靴を通販で買うことは珍しくなくなったが、当時は業界から不評を買い、小売店から取引中止を告げられたこともあった。そうした苦境を乗り越え、売り上げの約2割を通販が占めるようになった。通販で得たノウハウを生かし、2009年からは楽天市場に出店し、メーカー直販にも力を入れている。
菊地武男の名前が消費者に浸透したいま、水野社長が力を入れているのが、ブランドの世代交代だ。同社の婦人靴には、マコ、チコ、デコの3つのシリーズがある。エレガントなデザインのマコ、幅広の木型を使ったチコ、ウォーキングに対応したデコ。現在はチコが主流だが、今後はマコを基軸にして、若い女性にアピールしたいと水野社長はいう。
「ドイツ系のコンフォートシューズが入ってきて、市場は飽和状態になっています。今後は、アパレルや雑貨店といった異業種とコラボして、ブランドの枠組みにとらわれない靴を作り、デパートや専門店以外の販路を広げていきたいと思っています。OEMというよりは、新しいブランドを一緒に育てるパートナーが現れたら、ぜひお仕事したいですね」

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OEM企画進行について

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