株式会社エリシオ

海外調達の材料と日本の職人技の併用で
ブレード帽子のコストダウンを実現

information


  • ■ 事業内容

    帽子製造

  • ■ 代表名

    松野 公一

  • ■ OEM担当者

    松野 公一

  • ■ 資本金

    300万円

  • ■ 従業員数

    5人

  • ■ 所在地

    〒111-0055 東京都台東区三筋1-6-5-102

  • ■ 電話

    03-5829-9666

  • ■ FAX

    03-5829-9667

  • ■ 取扱品目

    帽子・ベルト・マフラー・ストール

  • ■ 自社ブランド

    F5、Storm、Luce e vento

  • ■ E-mail

    k-matsuno@helissio.co.jp

  • ■ URL

    http://www.helissio.co.jp/

▼ OPEN

ブレード帽子とは、テープ状の布地や天然草を渦巻きのように縫い上げた帽子を指す。きれいな丸みのある形に仕上げるには、熟達した職人技が必要とされる。『エリシオ』では、独自のルートで海外から素材を調達し、製造は日本のベテラン職人が仕上げる。それぞれの得意分野を生かすことで、高品質・低価格のブレード帽子の生産を実現している。

高品質の国産帽子を、手ごろな価格で提供できる途はないものか。松野公一社長は以前からこう考えていた。「素材を日本で仕入れて日本で作るから高くなる。価格を下げようとすると、海外で作らせた製品を仕入れるというパターンになってしまう。そうではなくて、海外から直接仕入れた素材を日本で製品にすれば、高品質でありながらコストを大幅に下げられるのではないか」
松野社長は同社を創業する以前、父親の帽子会社で経験を積みながら語学力を磨き、海外取引の知識を深め、イタリアや中国、韓国などの素材生産者との関係を築いた。思いはひとつ、「ワンランク上の製品を、買い求め安い値段で提供したい」ということ。独自の素材調達ルートに自信を深めたころ、縁あってブレード帽子作りの名人・四十物(あいもの)勝也さんと出逢った。四十物さんの帽子作りの歴史は、戦後の横浜元町に遡る。外人将校の奥様を得意先とする高級帽子店で修行を積んだ後、独立して高級婦人帽子専門の製造工場を起ち上げた。以降、かたくなにその技術を守り続け、業界内では知られる存在となる。
松野社長はこう話す。「ブレード帽子は手だけの感覚で作る、日本製の神髄ともいえる帽子です。四十物さんたちの製作技術は、海外の工場では代替がきかない。素材は海外、製作は日本。お互いの得意な分野をかみ合わせることで、すごくおもしろいことができると思いました」。かくして平成19年2月、満を持して会社を起ち上げた。会社の名前は「エリシオ」。フランスの凱旋門(がいせんもん)賞で独走優勝した名馬にちなむ。今はまだ小さな存在でも、いつかは時代の先端を走る会社になりたいという願いが込められている。

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型物の技術を取り入れて、
より繊細な丸みに仕上げる

現在、同社の製品は、売り上げの70%を相手先ブランド品が占める。製造はすべて、四十物さんをはじめ4人の熟練職人が手がけている。足立区にある自社工場を訪ねると、四十物さんが見るからに年代もののミシンを踏んでいた。幅2センチほどのビロードのテープをセットして足元のペダルを踏むと、大きな音を立ててミシンが動き始める。頭のてっぺんから渦巻きを描くように縫っていくと、みるみるうちに1本のテープが筒型になった。右手は引っ張るように、左手は回すように。「きれいな円を作るには手の加減が勝負。縫い幅を均等に保ちながらシワなく仕上げるのが腕の見せ所です」と四十物さんは話す。ミシンを動かす手が少し緩やかに変わったと思うと、ビロードテープの幅を微妙にずらしながら縫い上げ、ツバの部分が仕上がった。なんと、ブレード帽子は頭の筒型部分とツバ部分を一体型で縫い上げるのだ。まるで魔法である。
この後は木型に被せて、スチームを使って成形する。「割型」と呼ばれる分解式の木型を使うと、頭の丸みはさらに繊細に、まるでベレー帽のような形に仕上がる。「ブレードと型物の両方の技術を組み合わせて帽子作りをする会社は、日本でも世界でも滅多にないと思います」と松野社長は胸を張る。
こうして完成したブレード帽子は、従来であれば小売価格2~3万円はするところ。ところが同社では海外から資材調達することによって、品質を保ちながらもコストは半分程度に下げることが可能となった。まだ新しい会社ながら、得意先の数は順調に増えている。
「(色とりどりの素材テープの束を広げながら)このラメ入りはイタリア製、こっちのベロアは韓国製です。既製品を仕入れることもできますし、オリジナル品を作ることもできます。イタリア・韓国・中国の資材メーカーにつてがありますから、ご希望の素材があれば問い合わせます。」

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