REPORT

Made in East Tokyo したまち小粋マーケット 東京駅で開店しました

2023年11月27日(月)~12月3日(日)、そして12月4日(月)~10日(日)の2回に分けて、したまち小粋マーケットが開店しました。クリスマスや年末年始を控えて気分がウキウキとわきたつこの時期にふさわしいイベントの模様をご紹介しましょう。

今回の販売イベントのテーマは「Made in East Tokyo 見つける、自分だけのとっておき」。職人や工場で丁寧に仕上げられたアイテムの中から、とっておきのお気に入りを見つけてほしい–。そんな願いを込めたテーマを掲げ、デザインにも技術にも定評がある台東区周辺のファッションザッカのメーカーが結集しました。

参加したのは10社。バッグや帽子、靴、革財布や革小物など、デザイン性と機能性を兼ね備えたブランドがずらり勢ぞろいしました。

場所は、JR東京駅構内1階「エキュート東京」。新幹線南乗り換え口前であり、幅広い層の通行客が1日中絶えないエリアだけに、活気があって非常に賑やか。リュックを背負い、スーツケースや大型のバッグを持ったお客様が非常に多いロケーションですが、「可愛い」「きれい」「使いやすそう」とディスプレイを見て思わず売り場に立ち寄り、商品を手にする方が目立ちました。

ここで、今回のイベントに参加した各社の模様を簡単にご紹介します。

BAMBI for Apple Watch

aioa

11月27日(月)~12月3日(日)の前期に参加したのは5社。最初にご紹介するのは、時計ベルトメーカー・バンビのブランド「BAMBI for Apple Watch」と「aioa」です。多彩な素材やカラーがラインナップされたアップルウォッチ用のバンドの中で、とりわけ注目度が高かったのが、イタリア製の上品な革・アドリアを用いたバンド。その優しく繊細なカラーリングは、女性客の心をしっかりとつかんでいました。パッと開くだけで内部をすべて見渡せて、左利きの人にも使いやすい高機能の財布ブランド「aioa」と合わせてお買い物を楽しむお客様も多く見られました。

Petrarca

次にご紹介するのは、老舗高級ハンドバッグメーカー、キクヒロのブランド「Petrarca(ペトラルカ)」です。革の魅力を活かした個性的なフォルムが人気のバッグブランドですが、今回のイベントで特に人気を博していたのが小さくコロンとしたキューブ型が愛らしい「MONAハンド」。独特の形に加えて、ソフトなシュリンクの牛革の手触りも大好評。冬にぴったりの素材、ハラコやファー使いのバッグもお客様の視線を集めていました。

Flathority

売り場の奥で独特の存在感を示していたのが、メンズ中心の鞄メーカー・猪瀬のオリジナルブランド「Flathority」です。人間工学を考慮した設計、革の持ち味、力強い美しさはリュックや財布などすべての製品に貫かれています。「イベントにはブランドのPRのために参加しました」と担当者。その言葉通り、その強烈な個性は男性客の目を引き、多くのファンを獲得したようです。「Flathority」のシグネチャーモデルともいえるリュックの購入も相次ぎました。

ATRENA

「生活にプラスの楽しみを」をコンセプトに掲げ、シンプルでありながらワクワクとした楽しさに満ちた帽子を揃えているのが、帽子メーカーの東光が運営する帽子ブランド「ATRENA」です。冬の装いを引き立てるニット帽や、メリノウールを100%使用し、吸湿発熱性を高めたベレー帽はバリエーションも豊富で、たくさんのお客様の「お気に入り」の仲間入りを果たしていました。帽子がファッションの重要なパーツであることを実感できます。

affetto reciproco

財布を中心とした革アイテムを手掛けるミヤ・レザークラフトが新たにスタートしたオリジナルブランド「affetto reciproco(アフェット・レッチプロコ)」も前期の販売イベントを盛り上げてくれたブランドです。お客様が思わず「すごい」と声を上げ、感嘆していたのが、カードが大量に入るのに薄いまま使える独自構造の財布たち。独自のラメ加工を用いて仕上げた、大理石や雲のような模様を描く牛革アリエルパールを使った財布も集客に一役買っていました。

続いて、12月4日(月)~10日(日)の後期に参加した5社の模様もご紹介しましょう。

bell la bell

まず最初に、ご紹介するのはベルトを中心に皮革製品を作り続けてきた高梨の革小物ブランド「bell la bell(ベルラベル)」です。イタリア製のシュリンクレザーを用いた財布やキーホルダー、スマホケースが揃ったラインナップの中から、同じカラーで複数のアイテムを購入されるお客様がたくさんいらっしゃいました。開け閉めをする時に指をかける「ひねり」の部分が外側に出ていない「天溝がま口」タイプの小さなお財布も人気を集めたアイテムの一つです。

viaggi

30代の忙しく働く女性の旅行シーンを想定したバッグブランド「viaggi」は、女性の集客に大きく貢献していたブランドです。その鮮やかなカラーリングと独特の形状は「viaggi」の独壇場かもしれません。思わず目をとめ、立ち止まり、商品を手にするお客様が多いこと!イタリア語で「旅」を意味するブランドらしく、「いままさに旅行の最中」というお客様から多くの支持を得ていました。たっぷりとした収納力など高い機能性も人気の要因でした。

U-DOT

次にご紹介するのは、VerbCreationが展開するシューズブランド「U-DOT」。すべての靴を、パーツ毎にオリジナルカラーを選んで仕上げるセミオーダースタイルを打ち出しているブランドです。このイベントでは、幅広のゴムバンドを特徴とするフラットシューズが脚光を浴びていました。「ゴムバンドでしっかり固定され、軽やかに歩ける点がお客様には好評」とのこと。このパーツはどの色にしようか。あれこれ迷いながらパーツを選ぶ過程を楽しんでいるお客様の姿が印象的でした。

acte aider

Charmes

創業70年を超える革製品メーカー、駒屋のオリジナルブランド「Charmes」と「acte aider」の模様もご紹介しましょう。「Charmes」は、残革を細かく粉砕し再結合したドイツ製の再生素材を使った財布ブランド。SDGsの時代にふさわしい商品設計や、経年変化が楽しめる素材がお客様の関心を集めていました。シンプルに見えて、片手で持ちやすく、会計時にも取り出しやすい「acte aider」のミニ財布の機能を確認し、感心するお客様も多数。駒屋の実力が伝わってきた光景です。

KUTSUNE

最後に取り上げるのが、高品質なジャパンメイドの靴作りに定評がある婦人靴メーカー・東京靴研のブランド「KUTSUNE」です。イベントでは特に、可愛いさと格好良さの2つの要素を両立させているモンクストラップシューズに人気が集まっていたとのこと。個性的な柄や色使いの靴や履いたときのイメージを喚起させる楽しいディスプレイも集客の原動力。お客様の購入意欲をかきたてていました。

新幹線の乗り換え口前とあって、時間に追われ、慌ただしく行き交う乗客が非常に多いロケーションでしたが、お気に入りのアイテムを見つけようと、たくさんのお客様にひとときのお買い物タイムを楽しんでいただきました。お越しいただいたお客様、各ブランドや関係者の皆様には心よりお礼を申し上げます。

次回は、ホームに戻って恒例の上野駅。

3/20(水)~3/24(日)に「したまち小粋マーケット」は開店することが決定。

テーマは、「この春に気分一新!アイテムたちの開花予報」です。春を感じるにはまだまだ寒い季節ですが、上野駅で皆さまにお会いする頃には、桜が満開になっているはず。

次の開店も楽しみにしてくださいね。

■□■開催概要■□■

「したまち小粋マーケット」 TAITO FASHION ZAKKA × 台東区産業フェア

<開催日時> 2024年3月20日(水)~3月24日(日)10:00~21:00

※初日は13:00から。最終日は17:00まで

<会場> JR上野駅 中央改札外 グランドコンコース