REPORT

「この春に気分一新!アイテムたちの開花予報」 
したまち小粋マーケット JR上野駅で開店しました。

2024年3月20日(水・祝)~3月24日(日)の5日間、JR上野駅中央改札外グランドコンコースにて、「したまち小粋マーケット」が開店しました。

テーマは「この春に気分一新!アイテムたちの開花予報」。ふわりとした春風に包まれ、気分が華やぐこの季節にぴったりのイベントが実現しました。

今回の「したまち小粋マーケット」に結集したのは、デザインにも技術にも定評がある台東区周辺のファッションザッカのブランドと「台東区産業フェア2023」の出展者。職人や工場で丁寧に丹念に仕上げられたグッズの中から、ぜひとっておきのお気に入りを見つけこの春に気分を一新していただきたい。そんな思いを込めて、各ブランドはバッグや帽子、靴、革財布や革小物、ジュエリーなど、デザイン性と機能性を兼ね備えた個性的なアイテムを取り揃えました。

開催場所であるJR上野駅中央改札外グランドコンコースはつねに多くのお客様が行き交う活気のあるエリア。カップル、家族連れ、学生や通勤途中の会社員など、年齢、性別、属性、国籍を問わず、幅広い層のお客様が「したまち小粋マーケット」に立ち寄り商品を手にしていました。

ここで、各ブランドのブースの模様を中央改札に近いところから簡単にご紹介しましょう。

「MUZICA VITA 」(ムジカヴィータ)

最初に紹介するのは、イタリアやインド等のインポートレザーを中心に、生地やその他の素材等を幅広く品揃えている石井のオリジナルブランド「MUZICA VITA (ムジカヴィータ)」。エレガントな女性のためのブランドで、軽やかなデザイン、気品のあるカラーが特徴です。中でも春らしい色のメタリックピンクやシルバーの革小物が大好評。軽くて持ちやすく、使いやすくて愛らしいトートバッグを春のお出かけ用にと買い求められるお客様が続出していました。

「ハリくたseries」

次は東京・浅草の靴企画会社、デザインテーブルコムのオリジナル靴ブランド「ハリくた」を紹介します。洗える革を使い、柔らかな履き心地を実現した靴「ハリくた」はスリッパやサンダル、ルームシューズなど多用途で使えます。大きなアルミのたらいに靴を並べたディスプレイは「ハリくた」の魅力を伝え、ファンを獲得していました。たらいに驚き、中に靴が入っていることでさらに驚いた方も!ディスプレイの妙が売り場ににぎわいをもたらしていました。

「affetto_reciproco」(アフェット レッチプロコ)

革の優しい美しさが注目されていたのが、イタリア語で「相思相愛」を意味するブランド「affetto_reciproco」(アフェット レッチプロコ)。ナチュラルで落ち着きがあり、優しくエレガントなアイテムが揃ったブランドです。特に、独自のパール加工を施し、大理石や雲のような模様に仕上げた「アリエルパール」という革製品は春を飾るのにぴったりな色やテイスト、テクスチャーとして人気を呼んだようです。カードが沢山入るのに薄い財布も好評でした。

「革財布の店 mic」

次は「革財布の店 mic」を紹介しましょう。革小物専門メーカーのラモーダヨシダのプライベートブランドとして1978年に誕生しました。革の美しさはもちろん道具としての機能性を重視しているだけにお客様も手に取って機能をあれこれ実際に確認されていました。micの特徴の一つ、リペアやケア等のしっかりとしたメンテナンスサービスも高評価。スマホケースやサコッシュも人気が高く、micの実力が鮮やかに開花していました。

「Flathority/LEZALI」(フラソリティ/レザリ)

次に紹介するのは国内生産と高品質にこだわり続けてきたメンズ中心の鞄メーカー・猪瀬のオリジナルブランド「Flathority」。重厚に見えつつ、持ってみると機能的で使いやすいリュックやバッグでおなじみのブランドです。今回の「したまち小粋マーケット」では「LEZALI」のグリーンやブルーなど明るいカラーのミニトートバッグが大人気でした。春の気分に包まれたいというお客様の気分と「Flathority/LEZALI」の革の仕上げの美しさや機能性がぴたりとマッチしたようです。

「コカゲル/ATRENA」

「コカゲル/ATRENA」のお店の模様も紹介します。「コカゲル」は木陰のような涼しさを追求した体感マイナス10℃の帽子ブランド。これからの季節に注目されるアイテムです。イベント期間中、特に人気を集めていたのは「生活にプラスの楽しみ」をコンセプトに掲げる「 ATRENA」の帽子。街歩きやアウトドアなど幅広いラインナップの中から、自分らしさを演出するアイテムを楽しげに選び試着して買い求めるお客様の姿が印象的でした。

「ANNAK」

ベルト製造の老舗・三竹産業のオリジナルブランド「ANNAK」のブースにもうかがいました。シンプルなデザインかつ実用性も備えた製品が並ぶ中、大勢のお客様の支持を集めていたのが縦型トートバッグやワイドトートバッグでした。白ベースの革に型押しした後に、ハンドで散らしたペイントが何ともキュートなANNAKオリジナルレザーのバッグも大好評。春のコーディネートにふさわしいアイテムとして人気を得ていました。

「U-DOT」

次はカスタムオーダーの靴「U-DOT」のブースを紹介しましょう。一枚革で包み込む独自設計の履き心地に定評があるブランドです。今回の「したまち小粋マーケット」でもその快適さやデザイン性は大人気。注目すべきは白いブーツを買い求めるお客様が多かったことでしょう。この春は軽やかな色の快適なブーツで足元を飾りたい。そんなワクワクするような気分に「U-DOT」はしっかりと応えていました。

「革財布の山藤」

「U-DOT」のお向かいでブースを構えていたのが「山藤」。1899年に創業した革製品の老舗です。ブースに設置された什器や屋号が伝統を感じさせます。ブランドとしては職人の巧みの技を否応なく感じさせる「プタハ」と女性をハッピーにするカラーリングが特徴の「アクア」を展開。革小物類が人気でした。トートバッグなどサイズ大きめのアイテムも好評で、春を彩るブランドとしてお客様の心をつかんだようです。

「bell la bell/couchou」

春らしさ満開でたくさんの女性客を集めていたのが、ベルトメーカー高梨のブランド「bell la bell(ベルラベル)」。柔らかな手触りと優しい色、機能性の高さが人気を呼んでいました。同じ革で財布やキーケース、小銭入れなどがラインナップされているため、複数買いされる方も少なくありません。同ブース内にあったフルグレインが作る「couchou (クシュ)」は薄く漉いた革を使った帽子や巾着のブランド。ファッション性の高さで存在感を示しました。

「Nombre」(台東区産業フェア2023出展者)

次は「Nombre」のブースを紹介します。ブランドテーマは「めくる、いろどる」。富澤印刷が長年培ってきた印刷の技術力を活かした独創的な紙製品ブランドです。リングを斜めにすることで書きやすくめくりやすくした「ななめも」はまさにコロンブスの卵。色揃えも豊富で、選ぶ楽しさがあり、このノートを使えば新しいアイデアもどんどん湧いてきそうとお客様の声。好評を博しました。

「花活布」(台東区産業フェア2023出展者)

生花や観葉植物を布製の巾着袋で包んだ新発想のインテリア製品ブランド「花活布(hanacup=ハナカップ)」のブースにも足を運んでみました。室内環境でお花やグリーンを長く観賞できて、巾着の布は好みの柄を選べるという画期的な製品です。「花活布」製品を手にしながら「いったいどういう仕組みなの?」と尋ねるお客様が続出。グリーンや花を生活の中に取り入れたいというニーズの高さがうかがえました。

「くるみボタン工房MiSuZuYa(くるみボタン)」(台東区産業フェア2023出展者)

布地等で包んで加工したくるみボタンの専門店「くるみボタン工房MiSuZuYa」のブースも紹介します。木製の温かみのある什器に並んでいるのはいずれ劣らぬキュートなくるみボタン。豊富なラインナップの中でも特に脚光を浴びていたのが動物柄のボタンのコーナー。パンダや柴犬、シロクマ、リスなどをあしらったボタンに目に留め「可愛い」と口にする方が多く、外国人客も大注目。「可愛い」が国境を超えていることを実感しました。

「cotori.」(台東区産業フェア2023出展者)

美しい煌めきと得も言われぬ繊細なフォルムが特徴のジュエリーブランド「cotori.」のブースも紹介しましょう。独自のシュトラール加工によって作られたジュエリーは光を照らすと角度によって模様も煌めきも変わります。宇宙を思わせる神秘的なデザインはイベントの中でも独特の空気感を醸し出し、春の装いに個性をプラスできるアイテムとして支持を得ていました。

「made in me」(台東区産業フェア2023出展者)

自ら制作した木型を使用し受注生産を行っている、浅草生まれの靴ブランド「made in me」。常に「お客様と作り手が交流できるアトリエ」を追求しているだけに、ブースにはほんわりとした独特の温かさが広がっていました。足を包み込むような丸みを帯びた靴はキュートで見るからに歩きやすそう。年齢を問わず人気が高く、多くの方が試着してその履き心地を体感していました。

「株式会社トーカ」(台東区産業フェア2023出展者)

成人式や七五三用の際に用いられる伝統的なつまみかんざしや留袖用かんざしなど和装髪飾を中心にしながら、洋装のヘアアクセサリーまで幅広いラインナップを誇る「トーカ」の模様も紹介します。工芸品としての美しさがあるつまみかんざしのほか、普段使いできるバレッタや水引イヤリングも充実しているので、お客様は気軽にブースに立ち寄り、楽しげにお買い物を楽しんでいました。伝統工芸の敷居がぐっと下がったに違いありません。

「BEERBELLY」

次に、「BEERBELLY」のブースも紹介しましょう。革や布を巧みに使い分けたバッグや小物類がブースに並ぶ中、とりわけ目立ったのが財布やキーホルダーなどの小物類です。風合いが素敵なイタリアンレザー、一目で「BEERBELLY」とわかる独特のフォルム、存在感のある真鍮製の金具、手にしっくりと馴染む設計は革を長く大事に使っていきたいという層から好評を博していました。

「サンユウテック株式会社」(台東区産業フェア2023出展者)

最後に紹介するのは「サンユウテック」。防火シャッター用安全装置の開発製造を手掛けている同社は自動窓ロック「わんぱくロック」でブースを展開しました。子どもの転落防止や防犯対策に効果的かつ後付け可能な特許取得の製品です。窓を少し開けたままでもロックできるその利便性と効果の高さを体感できる窓と製品の展示は圧倒的な存在感! 資料を手に実際に試してみるお客様が多いのが印象的でした。

JR上野駅は乗降客が多く、いつも賑わいに満ちた場所ですが、優しく柔らかな空気が流れているのは上野ならではの特徴です。温かな空気感に満ちたJR上野駅での「したまち小粋マーケット」を盛り上げてくれたのがイベント会場近くに設置されていた桜のディスプレイ。春の気分に包まれた会場で18社はそれぞれに個性をアピールし、多くのお客様にご利用いただきました。この春に気分を一新したいという皆様のニーズにお応えできたのではないでしょうか。お越しいただいたお客様、各ブランドや関係者の皆様には心よりお礼を申し上げます。

最後に、次回の「したまち小粋マーケット」について、ご案内いたします。
テーマは、「ニューアサクサ」です。浅草のイメージを松屋の地から新しく提案!国内外有数の観光地・浅草でファンタジーな新しい“したまち”の雑貨を表現します。

□■□開催概要□■□

「したまち小粋マーケット in 松屋浅草」
<開催日時>2024年7月10日(水)~7月16日(火)10時~19時【予定】
<会  場>松屋浅草店1F
<合同出店>「江戸まち食通マーケット」
食通のみぞ知る美味しいお店を集めた、江戸まち台東区の飲食事業者による食品の販売イベント