●第26回ザッカデザイン画コンペティション
多数のご応募をいただきましたデザイン画コンペ、最終審査の結果を発表します。
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永渕 光(ナガフチ ヒカル)
所属:東京モード学園
受賞コメント
●今回はこのような賞をいただき本当に嬉しく思います。この作品はアールヌーボーの美しさをミュシャの作品から受け、ivy(蔦)をモチーフにデザインしました。アクセサリー感覚でつけられるスタイリングの主役になるサスペンダーです。
高橋秀幸(タカハシヒデユキ)
所属:東北芸術工科大学
受賞コメント
●今回、靴部門最優秀賞という立派な賞を受賞できた事を大変喜ばしく思っています。靴について考え、ふとした気づきの発見から、新しいアイデアへのきっかけをうまく掴めたので、そこを評価していただけた事が嬉しいです。
審査コメント
●一見ありがちなデザインですが、さりげなくオリジナリティを感じます。熟練した職人の手でないとカタチにならない点もこのコンペに相応しいという視点での受賞です。(鴨志田氏)
●サイドゴアのようなデザインでありながら、脱ぎやすさや履きやすさを追求したデザインであった。
反対にフィット感というものも追究しなければいけないため、台東区の技術力も試されるデザイン画ではないだろうか。(黒岩氏)
●デザインに“リアル”と“なるほど”があり、一見地味だが玄人ウケするデザイン。(南馬越氏)
魏 ムンナ(ギ ムンナ)
所属:大阪モード学園
受賞コメント
●カバン・バッグ部門の最優秀賞と松屋銀座賞を受賞することができ光栄に思います。デザイン画の商品化を楽しみにしてます。また頑張りますので、よろしくお願いします。
●何も触れない、何も持たないと不安だ、という悩みの要素を解消できるというポイントをデザイン画に落とし込んだ作品であった。トートとして、あるいはクラッチとして2WAYで持てるという機能性も盛り込まれており、消費者目線で描かれていたデザインであった。(黒岩氏)
●カバンそのものの機能というよりは、カバンを下げてカバンのポケットに手を入れた姿がデザインされているところが面白いと思いますが、完成形に持っていくには何回か試作が必要と感じます。(研壁氏)
伊神央人(イカミチカヒト)
所属:株式会社MRD
受賞コメント
●当作品の機能的側面を考えたのは3年ほど前でしたが、機会に恵まれず、今回ようやくスタイリングを加えて発表することができました。普段は全く違う分野のデザインを行ってますがこれを機に色々なモノを考えていきたいです。
審査コメント
●デザイン画のように、ありそうでなかった形や大きさ、そして一番のポイントとなる「機能性」というものが実際に表現できたら、ものすごい発明品になるのではないだろうか。(黒岩氏)
●四角い帽子ってありそうでなかったです。画面いっぱいに描かれた説明が審査員の心を動かしたと思います。(研壁氏)
●シルエットが面白い。機能性のコンセプトとその方法もユニークだが、これを被る人の全身のコーディネートが浮かんだ。装うことを、このアイテム一つで全て繋げるようなデザインだと思った。(林氏)
新庄玲子(シンジョウレイコ)
所属:国士舘大学
受賞コメント
●幾何学の一分野である「結び目理論」の研究者である私が、賞をいただけたことを大変嬉しく思います。今回の作品は研究対象である結び目にインスピレーションを得たものです。これからも専門性を生かした創作活動を続けていきたいです。
審査コメント
●図解してあるように締めるという機能を追求するのは難しいかもしれませんが、腰にかけるアクセサリーとしてはシンプルで美しいと思います。やりすぎてない感じが好感持てます。(研壁氏)
●メード・イン・ジャパン、クール・ジャパンの文脈で、インバウンドや海外への訴求の可能性を感じる今っぽいデザイン。(南馬越氏)
該当なし
恒本紋子(ツネモトアヤコ)
所属:Cherevichkiotvichki(インターンシップ)
受賞コメント
●日本のファッション業界を長年牽引してこられた方に評価していただき、本当に光栄に思います。デザイン性だけではなく、時代のニーズや消費者の方々の目にどう写るかという点までを考慮したコメントをしてくださり、本当に勉強になりました。今後の活動に活かしていけたらと思います。ありがとうございました。
審査コメント
●ボヘミアンな時代感のある作品で好感が持てました。シンプルですが計算されたアシンメトリなデザイン。細部の収まりで美しさが問われると思いますので、カタチになったものを見てみたくなる作品でした。(鴨志田氏)
後藤有未(ゴトウユウミ)
所属:東京モード学園
受賞コメント
●今回のデザイン画が審査員賞に選ばれまして、とても嬉しいです。ありがとうございます。これからも審査員の方から頂いたコメントのように、デザイン画を描くだけではなく、素材感と基本帽子の型を多く勉強し、もっと良い新しいものを作りたいと思います。選んで頂いて本当にありがとうございます。
審査コメント
●面で構成されているものではなく線で構築されている発想が面白いと思いました。(研壁氏)
神山 輝(カミヤマ ヒカル)
所属:文化服装学院
受賞コメント
●この様な賞に選んで頂き本当に嬉しく思います。今回のデザイン画は実際に制作することが難しいものではありましたが、この様な形で評価を頂き関心を持って頂けたことで、私自信の制作活動において、より自信をもって挑戦的なデザインを発信していけるようになりました。
審査コメント
●経時変化によって丸い突起している部分がおもしろいシルエットになるだろう想像がつき、革の特性がうまく生かされるデザインだと思った。仕様面ではデザイン画通りには作れないところが見られたが、こういう細かいところはバッグとして仕上げていく過程をバッグメーカーと詰める作業やコミュニケーションそのものが勉強になると思う。(林氏)
諸田瑞稀(モロタミズキ)
所属:豊橋技術科学大学
受賞コメント
●この度は本作品を評価して頂きまして、光栄に思うと共に感謝しております。ファッション業界での受賞ということもあり、建築を専攻している私にとっては貴重な経験となりました。この知見を糧にデザインの幅を広げて行きたいです。
審査コメント
●デザイン画として非常に洗練されていて、自分でも履いてみたいと思えるデザイン。(南馬越氏)
高橋秀幸(タカハシヒデユキ)
所属:東北芸術工科大学
受賞コメント
●今回、松屋銀座賞という立派な賞を受賞できた事を大変喜ばしく思っています。製品化というモノ作りの最終到達地点に行ける喜びとともに、実際に人の手に渡る事を考えると、その責任の大きさも感じます。たくさんの「良いね」を頂けるように制作に望みたいと思います。
審査コメント
●一見ありがちなデザインですが、さりげなくオリジナリティを感じます。熟練した職人の手でないとカタチにならない点もこのコンペに相応しいという視点での受賞です。(鴨志田氏)
●サイドゴアのようなデザインでありながら、脱ぎやすさや履きやすさを追求したデザインであった。
反対にフィット感というものも追究しなければいけないため、台東区の技術力も試されるデザイン画ではないだろうか。(黒岩氏)
●デザインに“リアル”と“なるほど”があり、一見地味だが玄人ウケするデザイン。(南馬越氏)
魏 ムンナ(ギ ムンナ)
所属:大阪モード学園
受賞コメント
●カバン・バッグ部門の最優秀賞と松屋銀座賞を受賞することができ光栄に思います。デザイン画の商品化を楽しみにしてます。また頑張りますので、よろしくお願いします。
●何も触れない、何も持たないと不安だ、という悩みの要素を解消できるというポイントをデザイン画に落とし込んだ作品であった。トートとして、あるいはクラッチとして2WAYで持てるという機能性も盛り込まれており、消費者目線で描かれていたデザインであった。(黒岩氏)
●カバンそのものの機能というよりは、カバンを下げてカバンのポケットに手を入れた姿がデザインされているところが面白いと思いますが、完成形に持っていくには何回か試作が必要と感じます。(研壁氏)
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今年で26回目を迎えた「ザッカデザイン画コンペティション」
その最終結果発表及び表彰式を11月12日(木)台東区蔵前にあるMIRROR(ミラー)にて開催いたしました!
今年は、2,794点の応募作品の中から、全21点の作品が受賞の栄冠に輝きました。
大賞を受賞したのは、東京モード学園在学の永渕 光(ながふち ひかる)さん。ベルト・サスペンダー部門の応募作品「ivyivysuspender.」(アイビーアイビーサスペンダー)が見事大賞を受賞し、全応募作品の頂点に立ちました。サスペンダーというアイテムを超越した、アールヌーヴォー的でエレガントなデザインが審査員から絶賛されました。
また、表彰式後の懇親会では、受賞者が、ゲスト審査員や台東区周辺のファッション雑貨メーカーの方々と交流する様子が随所に見られ、歴史あるデザイン画コンペにふさわしく、賑やかな式となりました!
服部台東区長から表彰状を授与される大賞の永渕さん
(当日欠席のため、写真は東京モード学園市川先生)
深山実行委員長より各部門の入賞者へ表彰状を授与
集合写真
ゲスト審査員(黒岩氏と研壁氏)と受賞者
ゲスト審査員(鴨志田氏)と受賞者
ゲスト審査員(南馬越氏)と受賞者
受賞者にメッセージを贈るゲスト審査員 林氏
地元メーカーの方々と交流する受賞者のみなさん
作品展示
審査コメント
●サスペンダーというアイテムを超越したエレガントなデザインであった。単なるズボンを吊るという役割ではなく、アクセサリーとしてのポジションを確立できそう。(黒岩氏)
●見たことのない装飾的なサスペンダー。サスペンダーという機能が追求されるアイテムにおいて、装飾性を追求している点が、レザーアクセサリーとして優れていると思いました。(研壁氏)
●自分が審査に関わって初めてのベルト部門からの大賞だと思う。コンペティションの歴史の中でも画期的な受賞。蔦をイメージし、アールヌーヴォー的にロマンチシズムでコーディネートの主役になるデザインのベルトになっている。(南馬越氏)