●第28回ザッカデザイン画コンペティション
多数のご応募をいただきましたデザイン画コンペ、最終審査の結果を発表します。
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阿部剛丸(アベタケマル)
所属:宮城文化服装専門学校
受賞コメント
この度は、2部門での最優秀賞と大賞という名誉ある賞を3つも頂き、誠にありがとうございました。いつも支えてくれる周りの方々との“繋がり”と“感謝の気持ち”をデザインの力で形あるものに出来ないかという想いから考えたものが、プロの方々に選んで頂けたこと、賞という残るものにして頂けたこと、そして製品化という実際に形あるものにして頂けること、大変嬉しく思います。このコンペティションに挑戦し、本当に良かったです。これからは、今回のこのコンペティションで得た自信と新たな繋がりを大切にし、世界に誇れる台東区のファッションの分野と長く付き合っていけたらと思います。本当にありがとうございました。
原田隆子(ハラダタカコ)
受賞コメント
「ブーツの筒状全面を、深夜のハイタワーと想定し、窓の3色で、各部屋の明暗を表現。360度どこから見ても美しく、お客様のコーディネートがキマる設計を致しました。」
審査コメント
●レザーとビニールの組み合わせが面白いし、デザイン画そのまま制作できたら履いてみたいという気持ちにさせる素敵なデザインだと思います。(沼田氏)
●異なる素材を使った1足でプレイフルな印象です。(青木氏)
審査コメント
●女性なら誰もが持ってみたいと思うバッグなのではないでしょうか。洋服とのスタイリング提案も良かったと思います。(浅尾氏)
●1つ1つの形状をしっかり考えており、実際に制作できそうな説得力がありました。バッグと対のデザインですが、ストーリ性があり、2つセットでも単体でも成立するエレガントなデザインだと思いました。(沼田氏)
JUNG SEA HYUN(ジョン セ ヒョン)
所属:文化服装学院
受賞コメント
私は、普段からデザインをしながら自分自身の限界にぶつかって、それをまた克服する過程を通して、喜悦を感じています。賞をいただき、デザインに対する勇気を頂くことができました。ありがとうございます。これからもデザインの作業を楽しく頑張ろうと思っています。
審査コメント
●本体自体はシンプルな形ながら、生地部分と帽子がうまい具合に融合しているよく考えられたデザインだと思います。(沼田氏)
●画力の強さが光った。この帽子を被ったイケメンがリアルに想像できて、説得力のあるデザインだった。(南馬越氏)
高橋篤子(タカハシアツコ)
所属:STUART ASH
受賞コメント
この度は最優秀賞という素晴らしい賞を頂きまして誠にありがとうございます。この作品は、ふたつ分の財布の収納を持ち、利便性を追求したものです。日常生活で使い易いようにデザインは極力シンプルにし、収納機能を重視しました。これからもちょっとした工夫で日常生活が快適にようなデザインを考えていきたいと思っています。
審査コメント
●この容量が収納できて、なおかつ薄く仕上げることが出来るのか、完成を見てみたいデザインだと思いました。(沼田氏)
●プロダクト的な観点から使うひとのことを考えたデザインだと感じました。また、1つのものに2つのデザイン的側面や意味を入れる感覚が日本的な印象です。(青木氏)
審査コメント
●クラシカルな帽子と原始的な手法をミックスさせ、かぶる人の装いを提案しているデザインだと感じました。(青木氏)
●さほど特徴がある作品ではないのですが、こんなのが似合うヒトが被ったら素敵だろうなぁとイメージできる作品ですね。作者のパーソナリティが伝わってきます。(鴨志田氏)
平野順也(ヒラノジュンヤ)
所属:文化服装学院
受賞コメント
審査員賞という素晴らしい賞を貰うことができ、今後の自信になったと思うのでこれからの活動に活かしていきたいです。
審査コメント
●クラッシックなウイングチップのキャンパスにいろいろな技法が組み込まれたアシンメトリックなデザインは、実用的であり得るためのデザインの抑制と、遊びが組み込まれていて、高級靴としてとても面白い提案と感じました。(研壁氏)
尹 泰皙(ユン テソク)
所属:東京モード学園
受賞コメント
私は日本の物作りが好きで留学に来ましたので、物作りの街台東区のデザイン画コンペで入賞をいただきすごく嬉しいです。ファッション技術学科で洋服のパターンを学んでいますが、このきっかけで雑貨の分野にももっと関心を持って行きたいと思います。ありがとうございました。
審査コメント
●商品であったら着けてみたいと思わせる夢のあるデザインだったのと、素材の具体的な提案がされており、実現可能と思わせる説得力があったので選びました。(沼田氏)
gata
受賞コメント
この度は入賞だけではなく審査員賞という素晴らしい賞にも私の作品を選んでいただき誠にありがとうございました。「遊び心」と「こんな物が有ったら良いな」をコンセプトにしてデザインしました。少し遊び過ぎたかなと思っておりましたが、評価していただき本当に嬉しく思っております。授賞式を終えて思うことは、この受賞は決して自分だけの成果ではないということです。チャンスを与えてくださいましたザッカデザインコンペティション関係者の皆様と、自分を支えてくれた家族のお陰であると実感しております。今後も多くの皆様とのご縁を大切にしてイラストやデザインに携わっていけるように頑張っていきたいと思っております。
審査コメント
●思わずニヤリとなるエスプリ。夏のシーサイドにこんなサンダルを履いて小麦色に焼けた女の子がいたら素敵だなと思いました。(南馬越氏)
審査コメント
●第一印象で気になり心の隅にひっかかった作品です。優しい佇まいが印象的でした。丸みの出し方、素材の選び方によって印象が大きく変わりそうなので、商品化にチャレンジしたいと思いました。幅広い年齢層のお客様に手に取ってもらえるようにしたいです。(浅尾氏)
今年で28回目を迎えた「ザッカデザイン画コンペティション」
その最終結果発表及び表彰式を12月8日(金)台東区蔵前にあるMIRROR(ミラー)にて開催いたしました!
今年は、2,396点の応募作品の中から、全22点の作品が受賞の栄冠に輝きました。
大賞を受賞したのは、宮城文化服装専門学校の阿部剛丸さん。ベルト・サスペンダー部門の応募作品「CONNECTION」が見事大賞を受賞し、全応募作品の頂点に立ちました。
また、表彰式後の懇親会では、受賞者が、ゲスト審査員や台東区周辺のファッション雑貨メーカーの方々と交流する様子が随所に見られ、歴史あるデザイン画コンペにふさわしく、華やかで楽しい式となりました!
集合写真
服部区長と大賞の阿部さん
審査員鴨志田さんと「Fukusa -袱紗-」の河野さん
審査員南馬越さんと「double face」の高橋さん
レザーのプレゼント
前回作品サンプル展示
受賞式後に行われたトークショー
日程:平成30年4月26日(木)
会場:リバーサイドカフェシエロイリオ 2F Funnig room
コンペ入賞者が、業界の一線でご活躍されているゲスト審査員の皆様と対面し、今抱えている悩みや今後のキャリア等について相談できるキャリア相談会を実施しました。
それぞれのゲスト審査員が待つテーブルを順番に回ってじっくりと話ができる第1部と、各々が自由に懇談する立食形式の第2部をあわせておよそ3時間。参加した入賞者の皆様は、それぞれ持ち寄ったデザイン作品集等をきっかけにゲスト審査員の皆様との会話が弾み、あっという間に感じられたかもしれませんが、貴重なアドバイス等がいただけたのではないでしょうか。
第1回 株式会社石川(革小物)
日程:平成30年3月6日(火)
財布やカードケースといった革小物等のOEM生産を行っている株式会社石川の、昨年竣工した新工場にお邪魔しました。技術の継承、職人の育成に特に力を入れる同社には、業界が毎年行う技術認定試験で、最高の一級を取得する技術者も多くいらっしゃいます。今回、そうした「一流の」職場を見学させていただき、また、革漉き作業の体験もさせていただきました。
第2回 株式会社ヒロカワ製靴(靴)
日程:平成30年3月30日(金)
自社ブランド「SCOTCH GRAIN」の製造を行う株式会社ヒロカワ製靴は、国内外から調達した高品質の革を用い、グッドイヤー・ウェルテッド製法による靴づくりを東京・墨田区で行っています。最新の機械設備が導入された工場を見学させていただくだけでなく、OEM生産主体の経営から自社ブランド販売にシフトしていった同社の経緯など、廣川社長から貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。
第3回 株式会社シャミオール(靴)
日程:平成30年4月26日(木)
浅草に本社がある株式会社シャミオールは主に婦人靴のOEM生産を行っており、靴専門店や百貨店など様々な売場で同社が手掛けた製品が消費者に提供されています。今回は、婦人靴製造の各工程のほか、企画・デザイン部門までご案内いただきました。見学中や、一通り見学を終えた後も、参加者からの質問に丁寧に答えていただき、大変勉強になる見学会となりました。
審査コメント
●シンプルに、お洒落だな!と好感が持てた作品です。そのように思えるものが応募作品には意外に少ないのです。創りもよく考えられておりカバン、バッグと併せて二冠を取るに相応しいクリエーションでした。(鴨志田氏)
●独自の世界観を持ち、非常に完成度の高いデザインで、ほぼ満場一致で大賞に決まった。またカバン・バッグ部門でも同じテイストの作品で最優秀賞を受賞なされており、この世界観で他のジャンルのデザインも是非見てみたいと思いました。(南馬越氏)