第25回ザッカデザイン画コンペティション

25周年特別企画
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ゲスト審査員
ゲスト審査員にはファッション業界を牽引する次の4名をお招きしました。

鴨志田康人

鴨志田康人

(株)ユナイテッドアローズ UA本部 クリエイティブディレクター
UA本部クリエイティブディレクターとして、顧客に感動を与えるような素晴らしいクリエイションを探求し続けている。
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【総評】

革製品の服飾雑貨は皮革の特性を熟知した職人技術によって支えられています。そこが布帛との大きな違いであり、その観点でデザインしているかが採点するポイントの一つになります。と同時に装いを彩るアクセサリーですから当然時代感がなければいけない。もしくは時代を超越するようなオリジナリティのある創造力。受賞作品はこれらの観点で評価しました。

黒岩真一

黒岩真一

(株)松屋 銀座本店バイヤーー
2008年(株)松屋入社。ネクタイ売場に配属後、紳士服の仕入業務のアシスタントを経て現在は紳士靴、紳士鞄などの仕入れを担当。
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【総評】

私自身、初めてこのコンペティションに参加させていただき、ご応募いただいたたくさんのデザイン画を拝見させていただくことができとても感謝しています。 受賞作品として選ばれたデザイン画に関しては、一次審査から遡ってみてもやはり非常に完成度の高いものでした。それは、デザイン画としての完成度だけでなく、独創的な発想であり、それに加えてストーリー性やメッセージ性の高いものが選ばれたと思います。 特に個人的には、松屋銀座賞として選ばせていただいた「想い」というタイトルのバッグは、デザイン画に込められた作者の気持ちが一番感じ取れるものでした。 「消費者の方が店頭で手にとって、実際にお金を払って購入する」ということも考えてデザイン画を描いてほしいです。我々百貨店の社員は、商品に込められたメッセージをお客様に伝えることが一番の役目だと思っています。ぜひ皆様には、デザイン画に自分の気持ちを込めて、デザイン画から自分の気持ちが伝わるように描くように心がけてほしいと思います。

林 きょうこ

林 きょうこ

バッグデザイナー Coquette(株) 代表取締役
(株)資生堂にて商品開発業務を経験。退社後は、フリーとして企業のバッグ企画・デザインなどを行いながら、エスモードジャポンにてデザイン全般を学ぶ。同校卒業後はバッグ企画、製作会社に入社。2004年6月よりオリジナルバッグ製作(Coquette)を本格始動。年2回のコレクションを発表し、全国のセレクトショップにて展開中。
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【総評】

デザイン画として秀逸なものは時には生産性とデザイン性が極端に離れる場合もあります。ただし、どこでもない台東区が主催するデザイン画コンペティションなのだから、その両極の距離が遠いものでも生産化が可能であると誇りを持って選出でき、且つメーカーとデザイナーがデザインを通してコミュニケーションの機会があることを広く知ってもらう役目もこのコンペティションは担っていると思います。今回の大賞はそこに更にファッション性という軸も加わった非常にバランスの良いデザイン画だと思う。今後更に応募者の本気のデザイン画を期待します。

南馬越一義

南馬越一義

(株)ビームス シニアクリエイティブディレクター
1985年ビームス入社、2004年レディース統括部長、2010年3月より現職として活動。
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【総評】

今回は、部分的には意見の相違があり、喧々諤々したところもあったが、概ね、審査員の合意形成はすんなりしていた。それは、応募の作品が例年にも増して、時代性、リアルさ、トレンド性を持っていたからだと思う。審査する側もマーケットを意識し、新しいトレンドや消費者のマインドの理解を深めないといけないと思います。